momo-i(桃井はるこ)
ボーカル担当
僭越ながら歌わせていただきました、モモーイです。ファミコン+アニソンって、なんてゆーかゴリラとクジラ的で最強だと思いました。このアルバムの8bitアレンジは、オリジナルをリスペクトし好きなフレーズを残しつつ、懐かしくも新しくできててすばらしい!です。 3名の編曲家の方が創りあげたサウンドはどれも個性的で、8ビットならではの軽快さ、そして哀愁(ディスクシステム系のビブ ラートとか……)もあってほんとに味わい深い!
実は…この歌のレコーディングにはちょっとした秘密があって、わたしなりの歌唱法のテクニックを使っているんです。他の種類の歌ではあ まり使わないものです。その歌い方で歌っている時はわたし自身も 8bit仕様になってるって感じです。神経を研ぎ澄ましてある意味無に なって歌っていると、プロデューサの志倉さんに「このCDはmomo- iだから意味がある!」と言ってもらえてほんとに嬉しかったです。身も心も8bitの波に委ねつつ、わたしの芯にある愛が声で伝わって共感してもらえたらいいな。
そして……ボーナストラックは伝説のFC用ソフト「アイドル八 犬伝」の挿入歌です。はじめに志倉さんから「こういう企画があるんだけど」ってメールをいただいたとき、即座に「それじゃ、これを歌わせていただきたいです!」って「きみはほえほえむすめ」をわたしが自宅で密かに編曲したデモのMp3を送りつけたんです。そしたら、「これやろーよ」ってことで決まりました! ずっとカバーしたいと 思っていたんですが、「アイドル八犬伝」を発売していたトーワチキが解散したそうで、もう無理かなと諦めかけていたんですね。でも今回、8bitアレンジで現実になって本当に嬉しいです! ありがたいよーホエールズ!
人類の新たな一歩であるファミソン、じっくり聴くもよしですが、あなたも歌いたくなってくれたら嬉しいです。
もうすでに、続編もぜひ作りたいですね! 次は「メガソン 16bit」かなあ(笑)ってそっちの方向じゃないか。
もっといろんなアニソンをファミコンの音で聴いて歌ってみたい!ファミソン の第2弾があったらイイナ……!
阿保剛
アレンジ担当
独特の心地よさを持ったこの音源を聴いて育った世代は意外と多いと思っています。 限られたスペックで鳴る音に心ときめいていた頃…。編曲中はその時代の記憶が 幾度と無くフラッシュバック。パルス波、三角波、ノイズと構成自体はシンプルでも、 個性を出す為に減衰・デチューンはもちろん、微妙な揺れや疑似リバーブを始め あの手この手で音を構成していきました。この音源はそこがまた面白いのです。 逆にWEB用の起動ジングル曲は3音+ノイズの基本スペックで音源自体の持ち味を 重視して作ってみたりしました。ドット絵で走り回るキャラクターに、背景として 流れる1ドットの星々。この雰囲気大好きです。
そして懐かしさの大きな要因として選曲の絶妙さ。毎週楽しみにしていたフローネから 着手したのですが、頭の中では既にドット絵になったフローネが南の無人島で 木に登ったり跳ねたりと既に8bitゲーム化状態。そのままのイメージで創り上げました。
逆に苦戦する楽曲もありました。アレンジしすぎて駄目だったりと試行錯誤の連続。 そんな具合に楽しみながらアレンジを作成し、いよいよ歌入れです。 桃井さんの歌声が載った時、自然に溶け込んだのには驚きです。私はスタジオの隅で 歌を聴き、エンジニアの方の作業を見つめ、花粉症のクシャミを堪え、 ひっそりと身を潜めているだけでしたが、楽曲が着々と仕上がる行程を楽しみました。
関係者の皆様色々とお疲れ様でした!この場を借りてお礼申し上げます。 と、ダイジェスト風のコメントとなってしまいましたが、 このファミソンの楽曲を聴いて同じ様に当時の懐かしさを思いつつ、 桃井さんによるファミソンワールドにどっぷり浸って頂けたらと思います。
2007/03/01 23:10 Takeshi Abo.
qzna
タイトルロゴ、CDジャケット用ドット絵、デザイン担当
16×16ドットに収まっていながら 4、5色も使ってしまっておりますが、 そこはスプライトの2枚重ねということで ご解釈いただけるとうれしいです。
デザインチーム・KOKOSAC
キャラクターデザイン・ストーリーライン構成
キャラクターデザイン・ストーリーライン構成を担当させて頂きました、デザインチーム・KOKOSACです。
今回のCDに収録されているアニメの曲は、とても懐かしい作品ばかり。音源を初めて聴いた時、予想以上に桃井さんの歌声が8bit音源にマッチしていて、気持ちのよい作品に仕上がっていると感じました。
当時、子供の頃に楽しんでいた自分達はもちろんの事、今の子供たちとも一緒に楽しめる作品だと思います。
KOKOSAC公式サイト
http://kokosac.com
http://www.the-king-of-games.com/ko_takeuchi/index.html
momo-i(桃井はるこ)
ボーカル担当
今、「ファミソン2」を聴きながら書いてます!!
前回はわたし、そしてスタッフのみなさんも全員がファミソンというものを
ゼロから構築していくというところからはじまったので、
わたしも緊張しつつ試行錯誤しつつでした。
そして続編の製作が決まり(応援ありがとー!!)、
わたしとしては1で歌って、自分でも聴いてみて
「これがファミソンだ」っていうのがある程度見えた部分があって、
だからこそさらに楽しくバラエティに歌わせていただくことができました。
「これぞファミソン」っていう曲から、ちょっとアバンギャルドなドキリとするパートもあり、
そしてファミソン特有の哀愁と懐かしさあり、
2は、"プレイ&ハッピー&ノスタルジー!!"ってかんじです。
今回の収録曲はオリジナルの発表年数が60年代から80年代とまちまちなのですが、
改めてその各曲の名曲っぷりが、歌わせていただいていて浮き彫りになる楽しいレコーディングでした。
それから、今回は、1を聴いて「ぜひやりたい」というクリエータの方が参加くださったのも嬉しかったです。
ボーナストラックの『すすめボコスカ』は、レコーディングの日に
『ボコスカウォーズ』作者のラショウさんがスタジオに来てくださって、
エールをいただきつつ、そしてこの曲が今あらためてCDになることを
とても喜んでいただきつつ、モモーイ、スタッフのみなさん、そしてラショウさんみんなが感動しっぱなしの、すばらしい空間での収録でした。
十余年の時を経てこうしてまた新しく生まれ変わった名曲…
この曲を歌わせていただけてほんとに光栄だと思いました。
出来上がりを聴くとなんともいえぬ気持ちになります。
ファミコンとアニメが大好きなみんなで作ったファミソン、楽しんでね!!
momo-iヨリ
qzna
タイトルロゴ、CDジャケット用ドット絵、デザイン担当
夢いっぱい、ファミソン。
やればやるほど、ファミソン。
あの頃、2.8インチの黄色いdiskに抱いたワクワク感と同じものを、
このファミソンの「ディスク」でもお届けできたらいいなと思います。
阿保剛
アレンジ担当
こんにちは。STAGE2でもアレンジで参加させて頂きました阿保剛です。
おかげさまで第1弾が発売され一安心、と思いきやすぐさま第2弾の準備に入ったわけですが、唐突に作業開始した第1弾と比べて方向性や環境を比較的決めやすくスムーズに着手する事が出来ました。
とは言え、第1弾より良質の物を!と各種準備もじっくり行ってみました。
好き勝手に演奏しているように聴こえますが、実は結構制限があったりします。
例えば、ベースに利用している三角波に関しては音量変更不可(減衰出来ない)だったり最大同時発音数は1音(和音は出来ない)等はその道の人ならお馴染みですね。
それでも色々な表情を付ける事が出来るのは、矩形波のデューティー比を4段階で
変更する事が出来たりするからです。ここが一般的なPSGとは大きく違う点です。
マニアックな話になりますが私が好きな比率は12.5%。某ベーシックでの「Y0」です。
このベンベンっと鳴る音こそ、それらしい音楽の要の1つかなと思っています。
「魔女っこメ〜グは〜」と歌っている部分の伴奏やトムソーヤのイントロで元気よく鳴っている音等ですね。各楽曲ではこのベンベン的デューティー比12.5%の音色部分の打ち込みが楽しかったです。もちろんPSG好きとしては比率50%も大好きです。
自分の世代的にデチューンしたデューティー比50%の矩形波を聞くとすぐウットリしてしまうので音色選択にも悩む所でした。
というような音の技術的な事に加え、いかに楽しく聴いてもらえるかという点も気にしつつ頑張ってみました。桃井さんの唄声が載る事によって楽曲にその楽しさが加わり、更に不思議なポップ感と共にSTAGE2が無事完成しました。
WEB用FLASHも「これは!」という感じですね。スタッフの皆様お疲れさまです。
前作のファミソンと合わせて末永く聴いて楽しんでもらえれば幸いです。
2007/06/07 18:45 Takeshi Abo.
小林和博(株式会社スーパースィープ)
アレンジ担当
アニソンをファミコン音源でアレンジ。
それが「ファミソン」
なんとも魅力的な企画ではないですか。
この話が来たときはすかさず「やります!」と挙手いたしましたよ。
そんな訳で僕は「緑の陽だまり」「妖怪にご用心」の2曲を担当させていただきました。
結構好きなようにアレンジさせていただいております。
とは言ってもこのアルバムのメインはあくまでアニソンでありファミコンであり、なによりここでスバラシイ歌声を披露しているmomo-iさんなわけで、アレンジャーのエゴが出過ぎない形に納めるように勤めました。
アレンジの方向性は、原曲重視は若干控えさせていただき、PSG音源を用いたファミコンサウンドの独自なオモシロさと、momo-iさんのキュートな歌声をいかにマッチさせるかに主眼を置きました。
その為、やや(と言うか結構)原曲から離れたアレンジになってしまっておりますが、そこは「こんな解釈もあるんだな」と楽しんで聞いていただければコレ幸いってものです。
そしてなによりこういった楽しい企画にスバラシイクリエイターの皆様が集う場に自分も参加できたことを感謝いたします。
安井洋介(株式会社スーパースィープ)
アレンジ担当
「となりのトトロ」「バナナの涙」のオケ制作とミキシングを
担当させて頂きました、スーパースィープの安井と申します。
よろしくお願い致します。
かねてよりソフトウェア音源によるアーケード/コンシューマ基盤音源の
シミュレートに傾倒している私ですが、この度5pb.さまのご好意により
お手伝いをさせて頂けて大変有難く存じております。
今回はファミコン関連音源モノということで、発音数的な制約はもちろん
ですが、黎明期のゲームサウンド開発における労力的な限界や、ハード面
でのメモリ上限や処理分解能も考慮しつつ制作に取り組んでみました。
それぞれのアニメがファミコンゲーム化された映像をイメージしながら
お聞き頂ければ幸いです。
友達に貸したまま返ってこない、というほどイメージしてはいけない。
Wiz.
アレンジ担当
皆さん初めまして。 「すきすきソング」担当のWiz.です。
今回の話を戴いたときは嬉しくて2つ返事で引き受けたのですが、前作の「ファミソン8BIT」を聴いて、期待は一瞬にしてプレッシャーに変わってしまいました。
それは、前作のアルバムで既に「ファミソン」というジャンルを確立してしまっていたからです。
ファミコン世代にはたまらない音色と思わず反応してしまう小ネタの数々、そこに耳馴染みのあるメロディを唄う桃井さんの声があまりにもマッチしていて、全く隙がありませんでした。 「果たして自分にこの音が出せるのか…??」 最初は自分の作風を封印し、「ファミソン流」の音を出そうとも思っていたんですが、それでは自分が作る意味が無くなってしまう!
…というわけで、結局はいつもの自分の作風を出して行く方向に決めました。 オルガンやバッキングなどは、ファミコン内蔵矩形波(*1)のデューティ比(*2)を高速で切り替えることで前作とは敢えて違う耳触りの音を出してみました。 原曲がかなりスチャラカな感じなので、オルガンパートは完コピながらも音色派手目、そこに急かすようなアルペジオとDPCMによるせわしないリズムを入れ、音の隙間にはどこかで聴いたことのあるSEや、三角波(*3)を使ったシンセタム&リバースタムなんかも入れてみました。 また、メロディと合いの手、マリンバっぽい音はディスクシステム音源(*4)で演奏しています。 メロディは桃井さんの唄が乗るのであまり凝ったことはしてませんが、合いの手は音色切り替えによってボコーダーボイスっぽい感じを出してみました。(このへんはショートバージョンで聴けますので是非)
なんだか落ち着きの無い濃ゆいトラックになってしまいましたが、ここに原曲の水森亜土さんに勝るとも劣らない桃井さんのキュートな声が乗って、無事にイイ感じに仕上がりました。 「STAGE2」収録曲の中ではちょっと浮いた存在かもしれませんが、気に入っていただければ幸いです。
p.s. ショートバージョンは唄入りバージョンと全く違う個所があります。 さて、どこでしょう…?
(*1)矩形波
豆腐のような四角い波形のこと。 電気信号のON/OFFだけで音が出せるので、昔のパソコンやゲーム機が奏でる音色は矩形波が多かった。
(*2)デューティ比
矩形波が波形の高位(電気信号ON)で発音する時間と低位(電気信号OFF)の時間の比率。 ファミコンでは Hi/Lo=1:7, 1:3, 1:1, 3:1 の4種類の音色を奏でることができ、1:1が最も澄んだ音、1:7が最もアクの強い音となり、特に後者は他のゲーム機には無いファミコンっぽい音である。
(*3)三角波
ピラミッドを横に並べたような三角形が連続する波形。 ファミコンゲームではよくベースラインに使われていたが、高音で鳴らすと柔らかい笛のような音色を鳴らすことができる。 三角波を使ったメロディとしては、ドラゴンクエストIIIの「おおぞらを飛ぶ」(ラーミアのテーマ)のメロディラインなどが有名。
(*4)ディスクシステム音源
ファミコンのディスクシステムには波形メモリ(1波長分の任意の音色データを持ち、矩形波以外の音色も発音できる)音源が1音載っており、ディスクシステム対応ゲームは当時のROMカセットのゲームよりも深みのある音色を奏でることができた。 「ゼルダの伝説」のオープニングで流れるうねるメロディや鐘の音、新・鬼が島のメロディラインなどがディスクシステム搭載音源の音として有名。